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クローズアップ 一般社団法人日本海洋散骨協会 H29年度総会レポート

平成29年(2017年)2月に開催された一般社団法人日本海洋散骨協会の定時総会では、平成28年度の活動報告とともに新たな役員体制の紹介、全国各地域支部での活動についての報告がありました。また海洋散骨が供養の選択肢としてもっと社会に認知されるよう、協会の今後の活動について話し合われました。今回のクローズアップは総会の内容についてレポートします。

※前回の一般社団法人日本海洋散骨協会 総会レポートはこちら。

業界のリーディンググループとしての責務

会場は36名の参加者でほぼ満席状態、出席率の高さに協会加盟事業者の意識の高さが伺えます。今年の総会は任期満了にともなう役員改選があり、村田 ますみ前会長(東京都・ブルーオーシャンセレモニー)から西 大悟新会長(長崎県・うみと大地の自然葬)となり、新たなスタートを切りました。

任意団体設立から5年間、これまで村田前会長が積極的に海洋散骨の啓蒙活動を行なってきた路線を引き継ぎながら、西新会長は全国各地域の海、海で生活をする人たちとの連携、相互理解、行政への働きかけに積極的に力を入れて行くことを方針として掲げました。

「海洋散骨が行われるようになってから約20年、これからの10年もまだ過渡期でそのあとからが本番になる。業界のリーディンググループとして協会がしっかりと活動しなければならない。」と力強く語った西新会長の挨拶に固い決意を感じました。

地域の海にあったルール作りを

今回の総会では、全国の支部ごとにその地域の海域にあった自主ルールを作成することとその経過報告がありました。これは各地域の海で漁場や観光地、航路や地形などを考慮した個別のルールを作成をするという取り決めで、非常に大切なことだと思いました。地域の状況に合わせた海洋散骨を行なうことで周辺環境に与える影響も少なく、お互いが理解し合えるということは海洋散骨を希望するご家族にとって、とても素晴らしいことです。

海洋散骨事業者と地域の方々が話し合い、お互いに理解し合って散骨を希望する故人・遺族の思いに向き合うことができれば、今後の海洋散骨の在り方、方向性が必ず見えてくるはずです。

新たな目標にむかって

その他総会では多くのことが話し合われました。どの議題も主体は故人・遺族であり、海や自然、そこで暮らす方々であり、決して自分たちのためだけではなく、海洋散骨業界全体のためにやるべきことを真剣に議論していました。また積極的に活動するためには資金も必要で、今後どのように活動資金を確保していくかという課題において具体的な提案もいくつかありました。

総会後の懇親会では普段なかなか会うことのできない全国の会員同士が最後まで交流を深めていました。今年は日本海洋散骨協会にとって新たなスタートの年。全会員が一丸となって新たな目標へむかって活動していくことを誓って総会が終了しました。


より積極的に行政及び関係各所に働きかけをしていく。西新会長になって、次のステージへ進んだという印象が強い総会でした。海に還りたいという故人・遺族の思いを叶えるためにできる限りのことをする、この原点を忘れずにいればおのずとやらなければならないことが見えてくるはずです。

海洋散骨には法律で明確な規定がありません。だからこそ大切なのは「人の心」なのだと思います。関係するすべての人たちがお互いを思いやり、理解し合うことができれば、海洋散骨はより良い供養の選択肢となるはずです。そのために協会は多くの方の声に耳を傾け、話し合い、自らの活動をつねに見直していく必要があるのだと感じました。日本海洋散骨協会の活動に引き続き注目していきたいです。


一般社団法人日本海洋散骨協会ホームページ


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