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散骨業者取材記散骨シーウインド

愛媛県松山市にある散骨シーウインドに訪問し、代表の津田さんからお話しをうかがいました。散骨シーウインドへは関東や北海道など遠方の方も瀬戸内海での散骨を希望しておいでになります。取材当日訪れた船を出すマリーナには風光明媚な瀬戸内の海が広がります。

Q:散骨・海洋葬を始めたきっかけは?

私自身が大好きな瀬戸内の海へ散骨をして欲しいと思い、そのことを見送る家族にも知って欲しいという思いからはじめました。散骨という言葉を少しづつ耳にするようになってきていましたし、自分の持つ船を利用して散骨を希望する方々のお手伝いをしたいと思ったからです。

Q:散骨で心がけていることは?

ご家族のお気持ちに少しでも寄り添えることを一番に考えています。
私たちもご家族からいろいろなお話しをお聞きして、散骨のときにはご家族と気持ちが一緒になれるように心がけています。その為他の業者さんが持ち込まれたご遺骨を散骨だけ行うということは行っていません。

散骨は基本的に土日に行っていますが、天候のことを考えて土曜日を第一日程、日曜日を第二日程としています。遠方から飛行機で愛媛まで来られる方も多いのでこの日程調整は喜ばれています。

Q:今まで実施した散骨の中で印象に残っていることは?

北海道のご遺族から依頼された散骨です。遠いところを愛媛までお越しいただいてと思っていましたら、生前お父様が松山沖の瀬戸内海での散骨を希望されていたとのお話しでした。それは、戦争中お父様は航空隊にいて、その任地が愛媛だったので思い出の地に散骨してほしいと希望されたことをお聞きし、私たちもお父様のお気持ちに想いをはせることになりました。

お母さまが亡くなってから1年後に散骨された方は、その当日婚約者の女性と一緒にいらっしゃいました。お母さまが亡くなった1年後に婚約者の方と散骨される姿を見て、散骨が新しいことへ向かう一つの区切りになっていたことと思いました。

Q:散骨シーウインドの特徴を教えて下さい。

私自身が散骨して欲しいと思ってはじめたことですので、私自身が納得いくことを心がけています。例えば式に使う生花は、参加される方に喜んでいただけるよう、花の色をお選びいただき、十分な量のお花を用意しています。スタッフもお客様の気持ちに寄り添えることと、不測の事態にも備えられるよう3~4人が同行して実施しています。

Q:これからやりたいことを聞かせて下さい。

散骨をはじめたときから故人とご遺族のお気持ちを大切にしたいと思ってきました。
これから瀬戸内海での散骨も増えていくと思いますが、ご依頼の件数を増やすことよりもひとつひとつの散骨をご家族のお気持ちに寄り添えるように進めていきたいと思います。

インタビュー後記

津田さん自身が散骨を希望していること。そのため自分だったらどうして欲しいということを常に念頭におき、依頼を受けた式を丁寧に行っていることが伝わってきました。

プロフィール

散骨シーウインド
津田 和子(つだ かずこ)
愛媛県生まれ
松山市沖の小さな島に生まれ、18歳まで船を交通手段として生活してきた。30年以上前に船舶免許を取得し、そのときから船を購入して瀬戸内海をクルージングしている。

【基本情報】
住所:〒791-8083 愛媛県松山市新浜町乙49-49

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