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散骨業者取材記ファミリーホール

ファミリーホール高津斎場

葬儀社の中でも散骨・海洋葬に力を入れているファミリーホールに訪問しました。今回は、神奈川県川崎市高津区にある高津斎場にて、ファミリーホール海洋散骨担当の辻さんに散骨・海洋葬についてインタビューしました。

Q:散骨・海洋葬を始めたきっかけは?

相模湾

見晴らしのよい相模湾

15年ほど前から葬儀やお墓の考え方が変わってきて、お墓の管理についての相談や故人の生前の希望などで散骨を実施したいという依頼が多くなり、ご遺族の希望に応えるかたちで散骨・海洋葬を始めました。当時はまだ散骨が認知されていなかったので、船の手配など苦労をしましたが、その経験があって平成11年6月の初回施行から平成24年6月までの施行件数1,345件という実績と信頼ができたのだと思います。

Q:散骨・海洋葬で心がけていることは?

事前相談の際に散骨というセレモニーについて、細かい部分まで丁寧に説明をするように心がけています。また施行前に乗船されるご遺族の健康状態や乗り物酔いしやすいかどうかの確認をおこなって、乗り物酔いがひどい方や持病をお持ちの方で乗船いただくことが難しいと判断した場合は、出港場所でのお見送りなどをおすすめしています。散骨の時期についても通年実施はしておりますが、特にご希望がない場合はできる限り暑い時期や寒い時期、雨や台風の多い時期は避けてご案内するよう心がけています。

Q:今まで実施した散骨・海洋葬のなかで印象に残っていることは?

手元供養品

種類も豊富な手元供養品

すべて散骨をしてしまうのではなく、ご主人の遺骨の一部をガラスケースに入れて飾るとおっしゃっていた奥様のこと、飾られたご遺骨の一部がとてもきれいだったことが印象に残っています。船ではご主人の好きだった曲をかけて、肌寒い季節でしたがデッキで明るく見送られていました。

また江ノ島出港プランでは、故人が江ノ島によく釣りに来ていたとお話しする方が多く、東京・神奈川の方にとって江ノ島の海はとても身近なのだということを感じています。

Q:ファミリーホールの散骨・海洋葬の特長を教えてください。

まず、葬儀から散骨までのご提案をトータルにできることが大きな特長です。また大切な方のご遺骨をお預かりして粉状にする作業を、私たちは機械を使わずに手作業で行っています。決して簡単な作業ではありませんが、数日のお時間をいただいて心を込めて粉骨いたします。当日は基本スタッフ2名が乗船し、デッキで航行の安全を確認しながらお見送りのお手伝いをいたします。

Q:最後に散骨・海洋葬を検討されている方へメッセージをお願いします。

もし金銭的、物理的な理由で散骨をお考えの方がいらっしゃるのであれば、あまりお勧めできません。散骨は大切な故人を海や山に、自然に返してあげたいと心から思い、ご遺骨と一緒にその思いを残して帰っていただける方にはぜひお勧めしたい葬送です。散骨することで祈りの対象がなくなるのではなく、故人への思いを残してきた海で、季節に触れて故人に寄り添うことができるのだと感じていただきたいです。

インタビュー後記

葬儀や散骨について、柔らかいなかにもご自身の強い思いを感じたインタビューでした。直葬から散骨までの提案など、これからも豊富な経験と実績で葬儀社ならではの散骨を施行していただきたいです。

プロフィール

辻 明彦さん

株式会社ファミリー・ホール
海洋散骨担当:辻 明彦(つじ あきひこ)

海洋散骨の窓口として、お客様対応から船舶の手配、当日の進行までを担当。多様化する葬儀・供養のなかでご家族に会ったプランを提案している。血液型はA型、やぎ座。趣味は学生時代からやっているバスケットとスポーツ(特にサッカー)観戦。

【基本情報】
住所:〒241-0021 神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰本町1-26-1

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