8月初旬、散骨・海洋葬ネットに掲載中のメモリアルスタイルの紹介でクラブツーリズムに訪問しました。「大人の終活ツアー」で海洋散骨模擬体験などを催行しており、私もぜひ一度お話を聞かせていただきたいと思っていたところでのご紹介、まさに有難いお話しでした。経営企画部長の野島さんにお話を伺いました。
当社はもともと旅行以外に各種講座やカルチャースクールを開催しており、一昨年から「大人の終活講座」としてエンディングノートの書き方や相続についてなどの講座を開催していました。受講者を対象に行なったアンケートで約40%の方が散骨や樹木葬などの「自然葬」に興味があるとの回答があり、今年1月、正式に「大人の終活ツアー」をスタートさせました。
クラブツーリズムでは会員向けに「旅の友」(月1回発行)という雑誌を発行しており、全国の約300万世帯に配布しております。配布対象の約70%が50歳以上という属性なので、終活に対する興味・関心が高いのは当然ではありますが、ツアーの参加者は平均年齢65歳で女性が多いです。奥様が旦那様を連れて参加されることもあります。ここ15年ほど、人口の都市集中で都心にお墓を持つことが難しくなり、少子高齢化で郊外のお墓の維持が難しくなっている現状で、納骨堂や樹木葬墓地、海洋散骨に興味を持ち、情報の収集や下見のために参加する方がほとんどです。
参加者の皆さまは元気でアクティブです。死後に関することのツアーなのでネガティブなのでは、という質問をよく受けますが皆さまポジティブで真面目に情報を集めていて、何よりも明るいのが特徴です。「終活」という言葉が一般的になる前とは捉え方も変わってきているのだと思います。
現在東京湾での海洋散骨模擬体験はメモリアルスタイルを含む東京の事業者2社に依頼しています。この2社は業界の中でしっかりと業務をおこなっていて、かつ専業なので特定の企業色がなく、お客様に安心してツアーに参加いただけるというところが選定の理由です。また今後は沖縄の散骨会社に依頼をして、沖縄終活ツアーの実施を予定しています。
「大人の終活」については講座とツアーの両方にご参加いただくことで、自分らしいエンディングの準備ができます。今後は講座とツアーの両方において企画を充実させていきます。まず、講座のほうでは2014年11月15日、秋の特別イベントとして1日に4講座を開講する「終活1Dayフェスタ」を企画しています。
ツアーに関しては京都の樹木葬墓地の見学ツアーを企画しています。海洋散骨については沖縄の次にハワイでの海洋散骨模擬体験の実施を検討しており、選択肢の一つとして提案をしていきたいです。各講座、ツアーはホームページのほか新宿アイランドウイングB1Fの旅行センター(写真)でもお申込みが可能です。ご来店をお待ちしております。
インタビュー前にメモリアルスタイルの担当者と後日実施する大人の終活ツアーの最終確認を入念におこなっていましたが、旅行会社という視点から参加者へのサービス、ホスピタリティの面で妥協を許さない姿勢が感じられました。ツアーには私も取材で参加させていただくことになりました。参加者のご迷惑にならないよう、かつサイトをご覧の皆さまにできるだけ詳細に状況をお伝えできるよう取材してまいります。
ツアーの様子は「クローズアップvol.14 「大人の終活ツアー」海洋散骨模擬体験レポート」にてご紹介します。