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散骨業者取材記ライフサポートするが

委託散骨の取材とインタビューで訪れた静岡県牧之原市にあるライフサポートするが。待ち合わせの御前崎にあるマリーナは晴れていて、ここに来るまでも富士山がくっきり見えていたのですが、強風のため出港は中止となりました。残念ではありますがこれが自然を相手にする散骨・海洋葬の特徴でもあります。自然に還ることとは自然を受け入れること。今回はライフサポートするが代表の山崎さんのインタビューをご紹介します。

Q:散骨・海洋葬を始めたきっかけは?

親の代から海と船が好きで、私自身船を所有していたということもあるのですが、知人のご両親がお亡くなりになって「お墓を建てるにも金銭的負担が大きく悩んでいる。」と相談を受けたことがきっかけで、5年前に「ライフサポートするが」を立ち上げて散骨・海洋葬を始めました。

Q:散骨で心がけていることは?

ご遺族様が乗船の際には事故なく安全に帰港できるよう細心の注意を心がけることはもちろん、海洋葬にご参加いただいた皆さまが「ライフサポートするがにお願いしてよかった。」と思える特別な一日となるよう努力させていただいております。

Q:今まで実施した散骨の中で印象に残っていることは?

三保の松原沖で散骨させていただいたご家族の話です。故人(お母様)のご子息が散骨ポイントに向かう船の上で私に「以前、母と一緒に駿河湾フェリーでこのあたりを通って伊豆に旅行したことがあるんです。」と思い出を語っていただいたのですが、私たちの船がちょうど散骨ポイントに到着した時に駿河湾フェリーが伊豆に向かって航行する姿を見ることができ、ご遺族と「きっとお母様の旅立ちを思い出のフェリーも見送りに来てくれたのだろう。」と偶然ではない何かに導かれた出来事が印象に残っています。

Q:ライフサポートするがの特長を教えてください。

自社で船舶(12名乗船のクルーザー)を所有し、ご遺骨の粉末化から1級葬祭ディレクターによる散骨式までずべてを一貫して社内で執り行わせていただいていいることで、散骨にかかる費用をかなり抑えてご提供できるということです。低価格だけをアピールする海洋散骨業者という位置づけではなく、安心と信頼を第一に私たちの取り組みによりご家族のお気持ちが「癒される」ことを心から願い、ご供養のお手伝いをさせていただいております。

Q:最後に散骨・海洋葬を検討されている方へメッセージをお願いします。

海洋散骨を選ばれる方の多くは、生前から故人様の希望であったり、海が好きだったり、世界中を旅することが好きだったりという理由でご遺族が海への散骨を決める場合が一番多いのですが、最近では諸事情から「墓じまい」をされる方や新たにお墓を建てるには金銭的な理由から難しいという方、その他さまざまな理由で散骨を選ばれる方が増えてきています。みなさま個々にご事情があるのだと思います。ただ一部の方においては、散骨は費用が安く、手っ取り早くご遺骨を処分できる手段だと考えていらっしゃるようにも思えます。私にとってそれはとても残念なことです。

故人様を壮大な海に還す海洋散骨には、くさい言葉かもしれませんがロマンがあると私は思っています。いま海洋散骨を検討されている方には、供養や人を敬うというお気持ちをお忘れにならずに、ご家族でよく話し合っていただきたいです。

インタビュー後記

静岡県ではまだ海洋散骨が一般的になっていないようで、依頼のある方も県外が多いという山崎さん。なかでも富士山に見守られながら海に還りたいという故人の希望も多く、故人とゆかりのない九州や北海道からの依頼もあるようです。日本を代表する富士山と景勝地三保の松原。たしかに県外の方からの憧れが強いような気がしました。ライフサポートするがは、富士山とともに故人を海に還す仕事を誠実におこなっている事業者でした。

プロフィール

ライフサポートするが
山崎 堅司(やまざき けんじ)
静岡県生まれ
2013年に海洋散骨のライフサポートするがをスタート。おもに静岡県中部、駿河湾沖で海洋散骨を実施。東京湾・相模湾での散骨も受付をしている。

 

【基本情報】
住所:〒421-0523 静岡県牧之原市波津2-42-1

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