散骨業者取材記オーシャンフューネラル

大住氏（左）と代表の兼子氏

和歌山市にあるオーシャンフューネラル（株式会社クレストマリン）の兼子さん、大住さんにインタビューしました。オーシャンフューネラルへは大阪、神戸はもとより、東京、横浜、名古屋など他府県からもきれいな太平洋の海で散骨したいと依頼がきています。

Q：散骨・海洋葬を始めたきっかけは？

長年船舶関係の仕事をしており、クルーザーの所有者とも親しくしていました。その関係から以前より海で散骨して欲しいと頼まれることがあり都度ご要望に応えしていました。その数も増えてきたので昨年から海洋葬を正式に会社として手がけることにしました。

Q：散骨・海洋葬で心がけていることは？

散骨は一種の儀式と言えますが、せっかく海で行いますので参加された方々には海を楽しんでもらいたいと思っています。散骨はもちろん、故人への尊厳を第一に考えて行います。快晴で波がおだやかなときはクルーザーで走っていても気持ちいいので、皆さんと一緒につい遠くまで船を走らせて散骨をさせていただくこともあります。散骨であってもこのときの楽しいという体験は参加された皆さんの心に残るもので、私どもではこういった想い出になることを大事にしています。
ただ海洋葬といった性格から船が苦手な方も一緒に乗船される場合もあります。そのような時は、穏やかな平水海域での散骨など、その時の海面状況により運行するよう心がけています。

快晴の日フライデッキは快適。船内でくつろぐ事も出来ます。

Q：今まで実施した散骨・海洋葬のなかで印象に残っていることは？

思い起こすといつも違った感動をわれわれもいただいているように思います。故人が海の好きな人だったり、釣りが好きだったから海洋葬を行うという場合は散骨の当日もにぎやかに皆さんで海を楽しみながら故人を偲ばれていることが多いようです。

Q：オーシャンフューネラルの散骨・海洋葬の特長を教えてください。

弊社所有艇（5艇）陸置分

散骨海域は和歌山市沖合紀伊水道で、眼前は美しい太平洋です。そのため、大阪、神戸は元より、東京・横浜・名古屋のお客様の海洋散骨もお受けしています。
当社は、複数のクルーザーを自社所有し、スタッフ社員が常駐しています。有名マリーナと艇置契約していますので、お客様のご要望に柔軟にお答えしています。委託散骨も行っていますが、長期にお待たせすることはございません。たとえ、1件のお客様でも、最低毎月定期出航致します。
ご遺骨のご粉骨も弊社にてお受けしていますので、ご足労頂けましたらいつでもお立合いいただけます。

Q：最後に散骨・海洋葬を検討されている方へメッセージをお願いします。

和歌山には「和歌山マリーナシティ」というリゾートがあり、私どもはこのマリーナにも船を係留しています。ここはホテルの目の前から出航出来ますので、神戸や大阪の方も前日にご家族で宿泊されてホテルの目の前から散骨に向かうことも多いです。ハーバーの目の前にあるロイヤルパインズホテルに宿泊を希望される方はご相談下さい。

南海マリーナ
 マリーナシティヨット倶楽部

このような立地ですので関東や全国の方々にもぜひ自然豊かな和歌山に来て欲しいですね。関西国際空港からは車で約40分。ここにはきれいな太平洋の海があり、そこからは緑豊かな紀伊半島が見渡せます。

大切な方の海へのご供養、海洋散骨セレモニーは、オーシャンフューネラルまで。美しい太平洋に故人の遺骨を散骨してあげませんか？

ロイヤルバインズホテルの目の前はハーバーになっており、ここからすぐに出航出来ます

インタビュー後記

海洋葬を葬儀の一環と考えると、楽しむという言葉はなかなか出てこないと思います。オーシャンフューネラルはもともとマリン関係の会社で海を楽しんでもらう提案をしていることからこのような発想が生まれています。
事前の打ち合わせから粉骨、そして散骨、その後のフォローまで厳粛に行っていますが、その中に故人が好きだった海を楽しむエッセンスを入れることは格別の想い出を作ることと思いました。